とりあえず生きる

誰の得にもならない文章です

こじらせないdays 3日目

3日目

こじらせないようにしているおかげなのか、それともただの周期なのか。どちらにせよ、いま素直に幸せを感じることができているなあと思えている。素直だと思考も軽くなるようで、自然と前向きでいられた。結局考えてしまっているわけだけど、深くないし、暗くないし、これならきっとセーフ。それに、そうやって想っている私は幸せだ。間違いなく。

素直でいることって、心が穏やかでないと難しいと思う。後ろ向きな時も無理だし、意固地な時も無理だし、なかなかに大変だ。ましてや、天邪鬼な私では尚更だろう。幼子のような無垢な心でいたい。成人を目前にしてそう願うなんて思ってもみなかった。

 

早く大人になりたい。早く独り立ちしたい。ずっとそう思っていた。今も思っていないわけではない。とはいえ、将来について考えるのが不安で、夢もなくて、ずっと学生というモラトリアムが続けばいいと、大学に入った私は思ってしまった。高校の時とは大違いだ。早く社会に出て人の役に立ちたい。そう意気込んでいた彼女はどこへ行ってしまったのだろうか。今の私は、次の時間割を組むことですら悩んでいるというのに。ずっと憧れていた一人暮らしも現実問題を考えると尻込みしてしまい、独り立ちには程遠い。いつからこうなってしまったのだろう。

 

「今を生きろ」なんてよく言うけれど、今じゃ「もっとちゃんと将来のことを考えろ」って怒られることの方が多くて。「夢を見ろ」なんてよく言うけれど、実際は「現実を見ろ」って言われることの方が多い。矛盾してるけど、多分ほんとはどっちも大事で、どっちもやらなきゃいけないことなんだろう。でも、不器用な私にはなんだかそれが難しい。今を生きたいのに、夢を見たいのに、将来のことを考えてない自分に嫌気がさし、現実に向き合っては辛くなる。ただ、能天気に幸せを感じていたいだけなのに。手先も人生も器用でありたい。

 

明日につづく。