とりあえず生きる

誰の得にもならない文章です

目標とやら

備忘録として。

 

新年、新年度、誕生日、上半期、下半期、何かの節目につけて目標をつけることがある。

例に漏れず、去年は私も目標を立てていた気がする。でも、年が終わろうとする頃には、さて年始に立てた目標とはなんだったけな、となっていた。(去年のFacebookの投稿を見て思い出したが、そのレベルで忘れていた)

もちろん、きちんと目標を定め、それが叶うよう意識したり、努力したり、そうやって生きていける人がいることを知っている。しかし、残念ながら私はそういう人間ではないようだと、改めてよくわかった。

 

目標とは、いま達成できていないことを掲げ、それを達成することを目的として存在する。もちろん、仮に目標が達成されなくても全く無意味ということはなく、プロセスそれ自体や経験を通して得られるものがあるはずだ。また、目標とは永遠不変のものでもなく、その時々で移り変わっても構わないものだろう。高すぎる目標であれば、少し下方修正を加えてもいいだろうし、簡単すぎる目標であれば、さらに高みを目指しても良い。そうやって以前の自分からより高次な自分へと、目標を通して変化していくことが可能になる。

でもそれは目標が念頭にある場合の話で、忘れてしまってはお話にならない。残念、わたし。

 

とはいえ、言い訳するわけではないが、去年の目標はとても抽象的なものだった。日頃から意識するには難しすぎたのかもしれない。

だから今年はもう少し具体的で、普段生きていくときにふと思い出せそうなことを目標にしようと思った。

 

最初はどうせできないだろうから、あえて目標を立てることもないなと思っていた。一年後の苦い気持ちが一つ増えるだけだと。でも、できないといって放棄するのではなく、できなくてもいいから考えてみたくなった。

きっかけはよくわからない。ただ、こうやって生きられたらいいなと思った。それだけだ。

 

今年の目標は

「素直に生きること」

「色んなことを受け止めること」

 

明確なゴールがある事柄ではないので達成するというのは難しいかもしれない。でも、せめて今年が終わるまで忘れないでいられたらなと思う。