抽象と個別

「抽象化」「一般化」こういう言葉を聞いて、あなたはどう思うだろうか。

 

私はこの言葉も考え方も好きじゃなかった。
「最近の若者は…」とか、「日本の景気が…」とか、よく言われるけど、それらは個別性のない巨視的な視点のみで語られている。個々の事柄から概念を抽出して、それを一つの言葉や現象として表す。このことは大きな流れを理解するのにとても便利だし、イメージを共有しやすい。それでも抽象化することで個別性を捨象することが私は嫌だった。一人一人には確かに個性があるのに、いろんな人が様々な感情を抱いているのに、抽象化されたモノには残らない。それがとてつもなく嫌いだった。

でも、抽象化されたものと、個別のものは、必ずどこかで結びついている。個別がなければ抽出はない。抽象があれば個別が必ずある。その、結びつきが今まで私は全く感じられなくて、抽象化は個別を捨てるだけのものでしかなかった。これからは、そのつながりを見失わないようにしなくてはならない。

 

世の中、抽象だらけだけど、個別を見失わず。でも、個別を見るだけでなく、全体の中での個別の位置を知る。その関係性も社会学的想像力。

 

社会学的想像力、奥が深いのか、似たようなことの言い換えなのか、まだまだつかめない。今までの話もほとんどが大学の講義の受け売りである。自分がどう考えるか、どう活かしていくか、これから向き合っていこう。